論文掲載 JSES international
大学院博士後期課程在学中の星川恭賛さんと村成幸教授の共著論文がJSES internationalに掲載されました。本論文は村教授指導のもと、本学研究協力機関である吉岡病院の協力を得て行った臨床研究です。
肩腱板断裂患者における棘上筋萎縮の評価法について、MRI画像を用いた評価法はこれまでいくつか提案されてきました。今回は筋萎縮に対するMRI画像診断法とReal-time tissue エラストグラフィを用いた筋機能評価を比較することで、どの画像診断が筋萎縮の評価に適しているか検証することを目的としました。その結果、斜位冠状断におけるMuscle belly ratio法を用いた筋萎縮評価法が筋機能と有意な相関を持ち、最も最適な筋萎縮評価法であることが明らかとなりました。この結果からMuscle belly ratio法を用いた筋萎縮評価が、肩腱板断裂患者の術前後やリハビリテーションにおける予後評価として有用であることが示されました。
Kyosuke Hoshikawa, Takuma Yuri, Ryuta Oishi, Tomohiro Uno, Jun Nagai, Hugo Giambini, Nariyuki Mura.
Muscle belly ratio is the most suitable for estimating the activity of the torn supraspinatus muscle
DOI: https://doi.org/10.1016/j.jseint.2023.07.004