運動学実習室
三次元動作解析装置
身体の数箇所から数十箇所に貼り付けた小さなマーカーを8台のカメラで追うことで、歩行や種々の動作の詳細な分析を行います。身体各部の細かな動きや重心移動を三次元的に捉え、動作をあらゆる角度から再現、観察することが可能です。姿勢や動作(フォーム)の評価、治療や補助具の効果判定のほか、スポーツなどの速い運動も捉える事が可能で、卒業研究にも多く利用されています。
床反力計
平坦なプレート(床反力計)上で歩行や種々の動作を行うことにより、動作中に、重力の反作用として床から受ける力を、3次元的に計測します。それらの情報から、重心の動きや、筋肉の活動状態を推測することが可能です。三次元動作解析装置では捉える事ができない力の分析をすることで、微細な重心の動きや関節への負荷量の把握など、より詳細な評価を行うことが可能になります。本学には4枚の床反力計が設置されており、授業や卒業研究などで多用されています。
多用途筋機能評価運動装置
障がいや疾患のある方からアスリートまでの幅広い対象者の各関節の筋機能を評価します。関節角度、トルク、速度などの情報をリアルタイムに表示します。また、評価した筋機能を豊富なグラフィックレポートで表示できます。
動作筋電図テレメトリシステム
筋肉を動かす時に生じる電圧を筋電図といいます。動作時の筋電図を無線にて送信、記録できるシステムです。これによって動作時の筋活動量が計れます。
総合呼気ガス分析装置
トレッドミルなどで運動したときの呼気ガスを質量分析計で分析し、酸素摂取量などを測定する装置です。上半身を支持する免荷装置で体を浮かせて運動したり、転倒に注意しながら運動を行うこともできます。
筋電図・誘発電位検査装置
筋線維に生じる微弱な電気信号を計測したり、末梢神経を電気刺激して神経伝導性や脊髄神経細胞の興奮性を計測する機器です。
超音波踵骨測定装置
踵骨の骨内伝播速度から骨密度を測定する装置で、骨粗鬆症等に代表される各種骨疾患の進行度の評価に使用します。