論文掲載 The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
本大学院博士前期課程修了の辺見大剛さんの研究論文が、The Japanese Journal of Rehabilitation Medicineに採択されました(早期公開)。本論文は、佐藤寿晃教授、鈴木克彦教授指導のもと行った臨床研究です。
本研究は、機能的バランス能力および移動・歩行能力の回復が不十分な人工股関節全置換術後患者(THA)において,術側下肢を先行脚とした場合と非術側下肢を先行脚とした場合の浴槽側方またぎ動作の違いを両脚支持時間の割合の観点から明らかにすることを目的としました。その結果,THA術後2~3週の下肢機能に左右差がある患者において,浴槽を出る動作では非術側下肢を先行脚とすることで転倒リスクが小さくなる可能性を示唆しました.また,手すりの使用は術側下肢支持時の転倒リスク軽減に寄与することを明らかにしました.
人工股関節全置換術後患者における先行脚の違いによる浴槽側方またぎ動作の解析
辺見 大剛, 高窪 祐弥, 村川 美幸, 鈴木 克彦, 髙木 理彰, 佐藤 寿晃
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine 60(8):714-722
DOI https://doi.org/10.2490/jjrmc.22043