論文掲載 Asian Journal of Occupational Therapy
山形県立保健医療大学大学院博士後期課程の大戸普賢氏(指導教員:藤井浩美 教授)らの研究成果が、国際学術誌「Asian Journal of Occupational Therapy」第21巻に掲載されました。本研究は、インターネットゲーム依存により不登校となった中学生に対して行われた訪問作業療法の有効性を示した事例報告です。
本事例では、ADHDの診断を受けた中学1年生男子生徒に対し、作業療法士が自宅を訪問し支援を実施。初期の支援では生活リズムや家族関係の改善は見られませんでしたが、生徒の興味であるプラモデル制作を活用することで、自発的な生活改善とゲーム依存からの脱却がみられました。支援開始から1年後には、生徒は志望高校に進学し、家庭内コミュニケーションや適応行動指標にも顕著な改善が認められました。
この成果は、訪問作業療法がインターネット依存などを背景とした不登校生徒への新たな支援手段として有効である可能性を示しており、今後の地域リハビリテーションや学校との連携支援に大きく貢献することが期待されます。
論文タイトル:Effectiveness of Visiting Occupational Therapy for a Junior High School Student Refusing to Attend School Due to Internet Game Addiction
掲載誌:Asian Journal of Occupational Therapy, Vol.21, pp.6–9, 2025
URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/asiajot/21/1/21_6/_article/-char/en
DOI:10.11596/asiajot.21.6