理事長(学長)のあいさつ
教育・研究環境抜群の本学で、
世界水準の保健・医療のスペシャリストに。
山形県立保健医療大学 理事長・学長
上月 正博
本学は、1954年に開校した山形県立高等看護学院を母体とし、1997年に短期大学となり、その後2000年に1学部3学科を擁する4年制大学として開設され、2009年に公立大学法人として法人化しました。本年は設立から23年目を迎えましたが、この間、2004年に大学院修士課程(大学院博士前期課程)、2017年に大学院博士後期課程を開設し、また、文部科学省「課題解決型高度医療人材養成プログラム」の採択に併せて、2014年に看護実践研究センターを附設するなど、着実な発展を遂げてきました。
本学は、看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士の養成を担い、これまで社会に送り出してきた卒業生は約2,000人を数え、山形県内はもちろん、東北地方や全国で保健医療の専門職や指導者として活躍しています。
本学の特徴としては、①少人数制によるきめ細かな教育、②充実した多職種連携教育、③多様な臨床・臨地実習の場を用意し、卒業生のネットワークや地域の協力に支えられた質の高い実践教育、④実践的な英語教育や海外交流を基礎に、国際感覚が豊かでグローバルに活躍できる世界水準の人材の育成が挙げられます。保健・医療・福祉の実践には円滑なチーム医療が必須ですが、本学では多職種連携教育として、3学科が縦横に協働・連携するカリキュラムを編成し、全学をあげて先進的な教育実践を推し進めております。
本学は、このような教育を実現するための多彩で高度な教育・研究能力を有する世界水準のスタッフを擁しており、また、最先端の教育・研究機器が揃っております。加えて、本学は5ヘクタールを超える広大な敷地を有しており、山形県立中央病院とともに、県民の心身の健康リフレッシュのために整備された、景観豊かな10ヘクタールを超える「健康の森公園」に隣接するなど、恵まれた自然環境の中にあります。まさに、勉学やサークル活動に没頭し、「科学や教育の心」を養うには絶好の環境にあります。
本学では、地域で学び(すなわち、大学や実習先で学び)、地域を学び(すなわち、地域の特性を学び)、地域で育ち(すなわち、地域の医療関係者として育ち)、地域が育ち(地域に貢献し)、世界を学び(すなわち、英文論文や海外の大学との交流を通じて世界の情勢を学び)、世界が育ち(すなわち、世界に貢献し)、の目標が同時に達成可能です。
保健・医療の専門職を志す、保健・医療に従事しながらより高度な技術・知識の獲得や直面する課題の解決を目指す、学び直しやリフレッシュを考えているなどあらゆる方々に本学を活用していただきたいと思います。教育・研究環境抜群の本学で、学生が世界水準の保健・医療のスペシャリストになれるように、私たち教職員一同は全力で支援しますので、どうぞ、「志を高く」本学の門を叩いてください。