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地元ナース事業

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令和6年度 地元ナース事業の全体像

地元ナース事業

「地元ナース」とは

超高齢化と人口減少が進展し、かつ医療資源や公共交通機関が少ない地域において、住民は「地元」の小規模病院(病床数が原則として200床未満の病院)・診療所・高齢者施設(以下、小規模病院等)の医療福祉を頼りとしています。「地元ナース」とは、そのような小規模病院等を利用している地元住民の多様な健康問題に幅広く対応するなど、地元の強み・弱みを包括的にとらえ、多職種と連携し住民力を活かした看護を実践する、これまでの臨床看護の範疇にとどまらないジェネラリズムな専門家としての看護職です。



大学教育との連動

開学以来積み重ねてきたチーム医療教育の実績を活かし、
新しい発想で地元ナース養成の教育開発に取り組み、
地元で就業する価値を理解した学生の育成を目指しています。



 地元ナース養成科目

「地元(やまがた)探求Ⅰ・Ⅱ」
“地元(やまがた)” の概要を理解し、学生個々人の“地元” に対する理解と愛着を深める。

「相互理解連携論」
個人、集団、地域等の「連携」の基礎や実際について、保健医療福祉意外も含めて広く学習する。「多職連携協働(チーム医療)」に適応できる能力、技術、考え方について教授する。

「ジェネラリズム看護論」
地元ナースの活動の基盤形成に繋がるように、人々の多様な健康問題、介護へのニーズの現状を概観し、地方の小規模病院等の場において求められる看護について探究する。

リカレント教育(学び直し)山形県内すべての小規模病院等対象


小規模病院等に勤務する看護職を対象とした教育支援を行います。実践能力の向上を図るリカレント教育の内容・方法を開発するとともに、リカレント教育修了者が地元ナースのロールモデル(地元ナースRM)としての役割を担い、小規模病院等で臨地実習を展開できるための基盤を形成します。
看護職の方々が地元の医療福祉の担い手としての役割を再竪識し、発展的に看護を実践する能力の向上を図ることを目的とした「小規模病院等看護ブラッシュアッププログラム」とブラッシュアッププログラム修了者を対象に、スタッフ教育を実施できる企画力・調整力・指導力を培う「フォローアップ研修」とを実施します。


学校教育法第105条に基づく履修証明プログラムであり、60時間以上のプログラムです。必要な科目や単元のみの受講も受け付けます。また、ブラッシュアッププログラムでは、小規模病院等の看護職の方が受講しやすいようにICTを活用した教育を展開します。

平成27年度~令和3年度で、履修証明発行者48名、単元受講者189名が受講しました。

※文部科学大臣が認定する「文部科学省令和元年度職業実践力育成プログラム]にも認定されています。

ブラッシュアッププログラム科目構成

  • 看護の動向と課題(1単元)
  • 地域密着連携(4単元)
  • 根拠に基づく看護(5単元)
  • 看護研究の基礎(6単元)

リカレント教育や相互交流に参加した方を中心に、小規模病院等の看護職の交流の場、リカレント教育の場として、概ね年2回(不定期)本学を会場として開催しています。

研修機会の少ない診療所の看護職を対象に、半日程度のプログラムで、急変時の看護や生活習慣病等に関する最新知識を学びます。

相互交流(協力施設対象)

「地元ナース事業」の推進のためには、小規模病院等と大学の相互理解が欠かせません。相互交流事業では小規模病院等の看護職の実践指導力の向上と大学教員の教育力の向上を図ることを目的に、協力施設と大学間で小規模病院等の看護識と大学教員との相互交流を行います。

ICT活用

ICT(lnformation and Communication Technology)とは、情報通信技術の総称です。
リカレント教育では、大学から遠隔地にある病院等の看護職の方々が受講しやすいように、ICTを活用した教育を展開します。
大学から遠隔地にある小規模病院であってもICTを活用することで、効率的に講義を受けることができます。


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